あえて言おう「石川雅規は球史に残る投手である」と。
「今日は石川かあ…うん……まあなんとか勝てるかも。でも…」
その前に石川雅規について
・通算136勝 7月21日(火)現在
・タイトル 最優秀防御率:1回(2008年)G・G賞(2008年)新人王(2002年)
・開幕投手7度 二桁勝利10度
・167cm 35歳
と素晴らしい実績をあげているのに、ヤクルトファンの石川が投げる日の
心境は上記のようなものになるのでは?
チームにはエースと呼ばれる存在がおり、投げる日は勝ちを計算できるもの。
大谷、前田健、則本 など敵からしたら「ああ、大谷…」となるのが基本。
しかしこれが石川となると、
敵「おっ石川か。」
で注目はこの「おっ」の部分で、決して「ああ…」とはならないのである。
通算136勝もしてるのに。江川(135勝)より勝ってるのに。
そんなネガティブばかり言ってきましたがここからが本題で、
じゃあなぜ球史に残るのか?といると、
「そんな石川だからこそである」
気が付けば結構な数勝っていて、気が付けばタイトルも取っていて、
気が付けばヤクルトを10年支えた投手であると。
その気が付けばをもっとも体現してるのが、投球スタイル。
多彩な変化球を操りのらりくらりと投げ、2死1.2塁となるが、
気が付けばセカンドゴロ。結果、6回3.5失点くらい(笑)
150kmを越す球や、伊藤智仁のような魔球がない、
そんなどこにでもいそうな身長167cmが現在136勝
これって実はすごい事じゃない?
160cm越の剛速球や、身長180cmなんかなくても、
プロ野球でエースになれるんだって。
そんな誰でも憧れる事を体現している男、石川雅規。
立派に球史に残っていいんだぜ!
選手としての特徴
四球が少なく、通算与四球率1.66を記録している。
これは「精密機械」と呼ばれた北別府学の1.90、小山正明の1.80といった名投手達の記録を上回っており、
かつ通算2000投球回以上に達している投手の中では最高記録。wiki
最後に石川愛。
そんな石川であるが、ヤクルトファンでは間違いなく
21世紀のヤクルトエース=彼
それを証明したのが2009年、初のCS入り目指し争っていた阪神と、
10月2度の直接対決で好投。チームを見事CSへ。
まさに「チームが勝ってほしいところで勝つ」のがエース。
ちなみに石川自身は、一度も自分をエースだと思った事はないそう。
そんな石川だからこそ、長年実績を積み上げられたんだろうなあ。
今日も好投期待してるぜ。