2017セ・リーグ戦力分析と予想開幕スタメン 阪神タイガース
「人事部長 鬼塚を呼べ!」
と言いたくなるほど、歪な年齢層となっています。
ベテラン(35以上) 福留 糸井 鳥谷 メッセ 能見 藤川
若手(20代前半) 高山 北條 原口 岩貞(26歳)
と、主力がベテランと若手の二極化です。本来なら、広島の三本柱(菊池丸田中 27歳)のように中堅がチームを引っ張るのが理想なのですが、上本くらい?金本監督以前のフロント首脳陣が育成を怠り、外から補強補強を積み重ねてきたチーム構成のツケがボディーブローのように来てます。
まあそれでも関係なく、出る選手が若手ベテラン等関係なく結果が出ればいいのでしょうが、一年間ずっと上手くいく事はありえなく悪い時期にどうチームがまとまるか。そんな時、明るく実績のある西岡がいると心強いのですが。
そしてもう一つ、懸念材料があります。
「連続試合出場」
言うまでもないですが、鳥谷選手の事です。
信賞必罰。
組織がまとまるには、これがかかせません。
しかし現状として、昨年op戦の成績は…
本来金本監督程の、選手としての実績があれば容易に決断もできるんでしょうが、
そこにちょっとした闇があります。
ちょっと物騒な言い方になりましたが、
それは歴史の皮肉ともいうべきものであり、
今の鳥谷選手の立場に、かつて金本監督がなっていたから。
そしてその金本選手の負担を一身に背負っていたのが、鳥谷選手であったから。
ショフト鳥谷
「ふん、自分には甘かったのに他人には厳しいんだ?」
とも言われかねない状態なのです。
泣いて馬謖を斬れるか?今シーズンは金本監督の真価が問われてもいる訳です。
うん、ちょっといかんな。昨日の森監督といい、
戦力分析でなく、背景やドラマに注目しすぎてますね(汗)
一般的な野球情報はようできんので、まあそこは温かい目でみていただきましたら。
さて本来の戦力分析ですが、やはり糸井の加入はとてつもなく大きいです。
ただ去年あれほど若手を抜擢し、競争を煽ってきた中、
育ってきた若手の気持ちを挫いてる部分は否定できません。
だって外野 高山 糸井 福留
で、ほぼシーズン固定するのは誰に目にも明らかだから。
確かに福留は40歳、糸井も満身創痍なので必ず出番はありますが、
去年程の、若手の目のギラツキまではいってないのではないでしょうか。
個人的にも糸井は取ってほしくなかった。うちのように若手中堅が伸びてないならともかく、
陽川 横田 板山 江越
芽吹きを確実に感じていましたし。
まあ二年目という事もあり、勝負の世界は結果ですからしょうがない部分はありますが。
投手
メッセいいですね!そして来年から、日本人扱いになります。
つまりメッセを起用しながら、気兼ねなく外国人を4枠使用できるのだ!
ちと脇にそれますが、これもFAのように分けてほしい。
現在FA権を取得するのに、国内移籍権8年 国外移籍権9年 を要します。
これは外国人も同様で、8年目から国内FA権取得しそれと同時に日本人扱いになります。
これを、当該チーム7年 他チーム8年 というようにならないかなと。
だってうちが育てたのに他チームに行ったら、日本人扱いかよ!って納得できませんもん。
(ラミレスも巨人でその恩恵。一応巨人のシーズン途中で取得ですがキャリアはほぼヤクルト)
一年でも引き止められれば、なんか納得できるので。
若手は、WBCの鬱憤を藤浪、去年覚醒の岩貞、青柳、
あとは困ったときの秋山と、2014ドラ1左腕横山が現在一歩リードか。
去年は野手の超変革が目立ちましたが、実は投手もこのように種を撒かれ芽を出しています。
救援
クローザーに去年一番の当たり外人マテオ、ドリス、松田、岩崎、高橋、
そして実績のある藤川、安藤、榎戸。
あと横山の社会人同僚、ドラ2石崎も虎視眈々と狙ってますし今年も投手素晴らしい。
では、キーマンの前に金本監督の懸念材料。
去年私は”5”の評価をしましたが、今年は”4”に下げさせていただきました。
というのも、現役時代抜群の実績を残した選手が監督になった時、特有の、
「誰も意見述べられません」
状態が去年少し見受けられたから。マテオの三イニング跨ぎ、藤浪160球と。
「己の育ってきた体育会系精神論が、バックボーンなのか?」
やや感情が表に出すぎている気もして、それが暴走した時に、
止めてくれる年上の参謀がいませんし(高代コーチはそういうタイプではない)
もし監督の顔色を伺う選手が続出しましたら、戦う集団にはないわけで、
あれだけ、若手野手に伸び伸びとスイングをさせ、
これまでの阪神の停滞していた空気を、がらっと変えてくれた訳ですし、
「使っている俺が責任を取る。だから思いっきり振ってこい!」
と文字通りアニキのよう、どーんと構える姿をたくさん見たいですね。
キーマン
鳥谷と思う方がほとんどでしょうが、ずばり原口です。
というのも、もし原口が一塁手として今年ある程度の数字を残せば、
待望の日本人大砲というだけでなく、数年は安泰できるからで、
という事はその分外国人を他のポジション、即ち
近代野球で一番重要ともいえる、リリーフに集中させられるから。
原口の活躍は監督は当然として、それと同時にフロントと、
国際スカウト(シーツ?)も大いに注目しているはず。
森田の執念も背負って(キリッ)一塁手、日本人大砲の道を歩んでもらいたい。
まあ厳密には、外国人枠は四人とも投手は無理で(最大3)
それに、外人は一塁手は容易に見つかりますが。
それでも原口を本職の捕手でなく一塁手を選択した、首脳陣と本人に賛辞を贈りたい。
こういう勇気ある攻めの起用、とても支持します。
失敗したらそれ見たことかと保守人間が責めるのを全て受け止める覚悟ができてる訳ですから。
あれ、阪神思ったより多く書いてるな。少しでも浮ついた事書いてると、
阪神ファン怖いから、記事少なくして早く終わらせようと思ってたのに(笑)
1 高山 7
2 北條 6
3 糸井 8
4 福留 9
5 原口 3
6 鳥谷 5
7 上本 4
8 梅野 2
9 メッセ 1
上本が二番でしょうが、のびのびと打たせた方がいいタイプかなと下位へ。
そしてなんだかんだいって、開幕鳥谷を外せる監督はいません。
あれだけの実績と、今までの貢献に報いる為にも私もここは入れますね。
先輩には意地とプライドがあります。これは野球に限らず、そしてそれを上手くくすぐる。
晴れ舞台に上がれないのは、後輩へのメンツと一年間のやる気にも繋がりますから、
レギュラーを張ってきた人間を、起用する監督が多いのは納得です。
でも連続出場はさせないでしょう。聖域を作る怖さは自身が身を持って知ってるはずですから。
もし昨年成績と代わり映えしない中継続した時、阪神はまた時間を巻き戻したと受け取ります。
この開幕メンバーが、夏頃、
陽川 板山 糸原 そして大山に変わっていたらちょっとワクワクしますね。阪神変わったなと!