「完封さ!ヤクルトなんて打ちそうなの若松さんだけじゃないか」

ヤクルトファンのブログです。タイトルは1980年代のマンガ「リトル巨人くん」作中のセリフから。

2016セ・リーグ戦力分析と予想開幕スタメン 阪神タイガース

「ああ、和田監督帰ってきてくんねえかな」

と、嘆いているファンが多いでしょう。虎以外の…(ふぅ)

ここまで予想通りの、いやそれ以上のリーダーシップ。

チームが変わるとはこの事の、典型的なモデルケース。

就任の条件としてコーチだけでなく、南球団社長以下球団フロントも結果一掃し、

それが通るカリスマ性を備えていた時点でもう勝ち。

ここまでチームが変わり、若手ののびのびとした姿を一年前に見られただろうか。

いかに去年までの首脳陣が、何もしてなかったのかの対比にも驚いています。

ほとんどの選手の顔ぶれは代わってないんだから。

その証拠に、阪神を去ったコーチに他のチームから声はかかったのでしょうか?

田代コーチ、吉井コーチなど間をおかず現場に戻ってますし、

優秀な人はどこもほおってはおかないんだな。

やはり阪神には、厳しい人が向いている。一度はそれを星野監督で学んだだろうに。

阪神球団がそれを学び直した事が、球界全体しては西のチームが強いと盛り上がるから

喜ばしい事なんだろうけど、敵チームとしては痛いなあ。

主役である選手以外の事を述べてきましたが、今年の阪神はここが一番の補強。まさに、

「勇将の元、弱卒なし」

強み

・監督コーチ

・藤浪・メッセ二枚看板

・活きのいい若手野手

・鳥谷覚醒

・西岡

弱み

・主力の高齢

・ヘイグ・マテオは?

阪神特有の過剰な期待

強みですが、西岡。

ちょっと逸れますが、ジャンプで90年代連載していたドラゴンクエストを題材にした

ダイの大冒険

その中に、ポップというお調子者がいるのですが、

彼は最初怠け者で、仲間もすぐ見捨てるなどどうしようなかったですが、

最終的には大魔王にも名前を覚えられるようになり、とある敵キャラからは、

「いや彼は真っ先に倒しておきたいね。勇者よりも。

ああいうムードメーカーは、チーム全体を盛り上げ厄介なんだよ」

阪神に加入して、怪我や不調で通年で働いている事はできてませんが、

しかし本来の明るさ、そして経験がチーム全体に波及すれば大きな力に。

弱みですが、主力を担う選手たちに結構な高齢化が進んでいます。

先発三番手と目される能見(36歳)セットアッパーの安藤(38歳)福原(39歳)

クリーンアップの福留(38歳)                2016.4.1時点

いつまでも彼らに頼っていてはいけませんが、ここ数年おんぶにだっこ状態が続いています。

この過渡期をどううまく転換できるか、そこも今年のタイガースの見所ですね。

あとは救援陣。新外国人のマテオ。

やはり外国人は当たり外れがシーズンを迎えるまではわからない。

でもまあ広い甲子園ですし勝ってる時には、外野は大和など守備固めされてる

でしょうから、阪神のクローザーはある程度数字を残せると思います。

金本監督の指導者経験の無さ、というのもありますが経験豊富な高代ヘッドコーチがいますし、私はNPBの監督には、采配面よりも選手のモチベーターを重視します。

いかに選手を乗せ、やる気を引き出すかに。

こう見るとあんまり弱点ないんだよな。選手層も元々巨人と変わらないくらい厚いし。

だって今の主力、鳥谷以外代えがある程度効くし。先にスタメン。

1 高山  7

2 横田  8

3 ヘイグ 5

4 福留  9

5 ゴメス 3

6 鳥谷  6

7 西岡  4

8 岡崎  2

9 メッセ 1

もし仮に、

1 江越  8

2 上本  4

3 今成  5

4 新井  3

5 ペレス 9

6 陽川  7

7 北條  6

8 梅野  2

他球団でこれだけ主力を変えたら、野球にならないけどなんだかいける気しません?

鳥谷を6番に回せる新戦力の台頭、ハマればセで一番の打線に。

次回、色々あったね、ありすぎたね、のあの球団。

追記

ちょっとだけ和田監督擁護。

福留

去年の活躍から彼はずっと打っている印象ですが、実はメジャー復帰時全く打てず

(一年目、打率1割台!)ファンからいい加減外せと大合唱でしたが、

和田監督はがんとして受け入れませんでした。まあ守備がピカイチだったことも

あるのですが、それでもやはり野手出身の監督だなあ。