名将信長もとい、落合再登板なるか
信長は念願の美濃国併呑を実現すべく、本拠地ごと北方へ前進する策を採った。
この新しい本拠地に選ばれたのが、孤峰を保つ小牧山であった。
この小牧山移転にはあるエピソードがある。
清須から北方へ移転するという噂に、誰もが不服に思っていた。
そこで信長は一計を案じ、小牧山よりさらに北方の二ノ宮山に城を築き移転すると布告した。
果然清須城内は反対一色となった。
信長は反対意見が十分に出たころを見計らい家中の意見を吟味した結果として、
移転先を小牧山に変更することを申し渡した。
すると今度はほとんど反対意見もなく、皆小牧山への移転に同意したという。 wiki
中日監督を巡る人事を思うと、いつもこの話を思い出す。
まあ、小牧山立浪で決まりでしょうが。
本題の落合監督。
再登板はないでしょう。人間で一番譲れないのはプライドですから。
ましてや、今まで勝ち続けてきた人間である、
球団上層部のお偉方なら一層(カイジ)
しかし他球団ファンながら、この後任人事問題はとても興味があります。
なぜなら、自分の野球の見方立ち位置を再確認させてくれるから。
それは、勝利かエンターテインメントか
確かに落合監督は面白さが伝わりにくい玄人好みの野球をします。
気がつけば、1点取っていて、
それを小田原城ばりの難攻不落ナゴヤドームで守りきる、本当に地味な野球です。
(誤解なきよう言っておきますが、そこには当然高度な駆け引き、
野球を本当に知っている人間が采配する妙味があります)
それと本拠のナゴヤドームの性質上、こういう戦いを選んだのだと思います。
きっと違う球団で指揮を取れば、その球場や人員で戦い方を変えると思います。
それを勝利の為なら受け入れられるかどうか、まさにそこだと思います。
これは個人の好み、生き方、人生観などが相まってきっと分かれるでしょう。
私個人は、落合監督支持です。
それは勝負には必ず勝敗があり、勝つ喜びを味わいたいからです。
まあ、これは万年最下位だった1980年代にヤクルトファンになり、
いつになっても勝利に飢えてるからかもしれません。
地味だっていいじゃない、勝ってくれるんなら。
新聞の昨日の勝敗欄で、自分のチーム名が上に来てるのを見たいじゃん確認したいじゃん。
極端にいえば、バレンティンがHR20本でも勝ってくれるんならそれを受け入れます。
そしてそれ以上に、落合監督の姿勢に敬意を払いたい。
勝つ為なら無駄なものを排除し、徹底的に邁進する。
本来勝負の世界にすむ人間なら、当然の姿勢なのでしょうが、
それを今体現してるのは、この人だけだと思います。
”勇将の下、弱卒なし”
この言葉を落合監督に捧げたい。